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TCH・ブラキシズムをご存知ですか:コラム/ますち歯科診療室 MASUCHI DENTAL CLINIC

『TCH』『ブラキシズム』とは歯ぎしりやかみしめなどの無意識下での非機能運動のことを指します。

ブラキシズムが常態化すると歯周病の悪化や顎関節症を引き起こします。さらには深い眠り(ノンレム睡眠)の阻害か、下顎の後退や舌低位により気道が狭くなりいびきや無呼吸低呼吸障害の要因ともなります。

ブラキシズムの種類

グラインディング

歯列全体を横にグリグリすり合わせる運動

クレンチング

上下の歯を無意識のうちにかみしめてしまう運動

・音がしないことが多い

・とくに筋疲労

ナッシング

ある一定の場所だけでギシギシすり合わせる運動

・かなり音がすることが多い。その結果歯へのダメージ

アブフラクション

くさび状欠損

歯に加わった外力により生じるエナメル質や象牙質の欠損

・知覚過敏を生じます。

TCH

TCH(=Tooth Contacting Habit)とは歯と歯を接触させるクセをさします。

歯と歯の間は通常1mm~2mm程度あいていると安静状態と言えます。歯を接触させている状態が続くと疲労感や首・肩のこり、顎関節症の原因となります。

ブラキシズムを完全にストップすることはできません。しかし、生活習慣の見直しやかみあわせ治療により、「力」のバランスをコントロールすることは可能です。

ブラキシズムで起こりうるからだや心の障害リスクを軽減することは、歯科医療の社会使命と考えています。

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